上咽頭は頭蓋底から硬口蓋と軟口蓋の移行部まで、中咽頭は硬口蓋と軟口蓋移行部から舌骨上縁(喉頭蓋谷底部)まで、下咽頭は舌骨上縁(喉頭蓋谷底部)から輪状軟骨下縁の高さまでの範囲に当たります。 喉頭は気管へ続く管状臓器です。
中咽頭ってどこ?
中咽頭は、咽頭の管の中間部分で、口の上部の奥にある柔らかい部分の 軟口蓋 なんこうがい 、口の奥のほうの突き当たりの壁、 口蓋扁桃 こうがいへんとう 、舌の奥の付け根部分である 舌根 ぜっこん が含まれます。
のど どこから、?
「のど」というのは、鼻の奥(鼻腔)から声帯がある気管入り口までの空気の通り道と、口から食道に向かう食べ物の通り道の総称のことで、咽頭(いんとう)と喉頭(こうとう)からなっています。 咽頭は鼻の奥から食道の入り口までの部分を指し、上咽頭・中咽頭・下咽頭の3つに分かれています。
口腔 どこからどこまで?
口腔とは大きく口を開けた時に見える口の中をいい、入り口は上下の唇からなっています。 口腔はさらに舌、口腔底(舌と歯ぐきの間)、上下の歯肉(歯ぐき)、頬粘膜(頬の内側)、硬口蓋(口の天井)に分けることができます。
下咽頭 どこから?
下咽頭:上方は舌骨大角の高さで、喉頭蓋谷に始まり、輪状軟骨下縁の高さまでで食道に続く部分である。 前方に喉頭があり、喉頭の両側で食道に移行する部位に梨状陥凹をつくる。