上咽頭がんは、鼻腔の奥、軟口蓋の上からのどの上部に発生したがんです。 しばしば首にしこりができ、患者は耳に詰まったような感覚や痛みを感じたり、難聴になったりすることがあります。 診断には生検が必要で、がんの広がりを調べるために画像検査が行われます。
上咽頭癌 しこり どこ?
上咽頭がんは、初期のうちは自覚症状がみられないことがあります。 上咽頭がんの発見時に最も多くみられる症状は、頸部リンパ節に転移したことによる首のしこりです。
咽頭がん どこ?
もう少し詳しく言いますと、上あご(口蓋)の後ろ半分の柔らかい部分(軟口蓋)、ノドの突き当たりの壁、口蓋扁桃、舌の付け根部分(舌根)が含まれます。 頻度は10万人あたり約1人と言われています。
上咽頭 どこからどこまで?
上咽頭は頭蓋底から硬口蓋と軟口蓋の移行部まで、中咽頭は硬口蓋と軟口蓋移行部から舌骨上縁(喉頭蓋谷底部)まで、下咽頭は舌骨上縁(喉頭蓋谷底部)から輪状軟骨下縁の高さまでの範囲に当たります。 喉頭は気管へ続く管状臓器です。
咽頭癌ってどんな症状?
初期症状としては、飲み込むときの違和感、おさまらない咽頭痛、 吐血 とけつ (消化管からの出血)、口を大きく開けにくい、舌を動かしにくい、耳の痛み、口の奥・のど・首にできるしこり、声の変化などがあげられます。