鼻とのどの間(鼻の奥の突き当たり)を上咽頭といいます。 この部位への細菌やウイルス感染、体の冷え(とくに首の冷え)、疲労、ストレス、空気の乾燥、口呼吸などにより上咽頭炎が起こります。 また鼻炎や副鼻腔炎による鼻漏が上咽頭に流れ、これが慢性的な刺激になることでも、上咽頭炎が起こります。
上咽頭炎は何科?
耳鼻いんこう科を受診しましょう。 上咽頭炎の根本的な治療である、上咽頭擦過治療※(Epipharyngeal Abrasive Therapy:EAT)をおこなっている耳鼻いんこう科を受診すると良いでしょう。
咽頭炎 どんな症状?
主な症状は、喉の痛み、倦怠感、咳、発熱、リンパ節の腫れがあります。 喉の痛みがひどくなると、食事の際に飲み込むのが困難になります。 また、喉が乾燥することで、咳が出る場合もあり、喉に白い付着物がみられます。
喉 炎症 どこ?
咽頭炎とは、喉の奥、咽頭で炎症が起こっている状態です。 咽頭は、鼻・口から入った空気が直接触れる部位ですので、感染・炎症を起こしやすく、注意が必要です。
上咽頭炎 何回?
急性上咽頭炎であれば、1回の治療で症状改善し終了となる場合もよくありますが、罹病期間が1年以上の方は治療に時間を要します。 目安として、慢性上咽頭炎の方には週1回の治療でまず10回~15回継続をお勧めしています(慢性の病的炎症を起こした上咽頭粘膜が正常化するには、少なくとも3ヶ月程度を要すると考えられています)。