このレバータイプの蛇口の正式名称は「シングル湯水混合水栓」といいます。 日本バルブ工業会によりますと、この水栓は欧米生まれ、1970 年代の半ばから日本国内でも普及したそうです。 当初は国内では「上げ止め式」が製造されていました。
水道 蛇口 いつから?
横浜で近代水道が始まり、1887年(明治20年)に日本で初めて浄水場から水を送る水道が引かれました。 水道は現在のように各家庭にはなく、道路脇などに設置されていました。 この時、水が出る部分、つまり「蛇口」が初めて作られたのです。
蛇口 どっち回し?
コックを反時計回りにまわしてネジを緩めると流路が開き水が出ます。 蛇口は水を出す時よりも止める時の方が力が必要です(きっちり閉めるために)。 日本人は右利きの人が多いので、時計回りの方が使いやすい(力が入れやすい)のです。 なので、時計回りが水を止める方、反時計回りが水を出す方になったんだと思います。
蛇口 お湯 水 左右 なぜ?
3.エコシングルという水栓蛇口 このタイプですと、レバーを左右に動かすと、「カチッ」という音が鳴り、その位置から左側だと、お湯が混ざりはじめるのです。 逆に、その位置から右側では水しか出ないため、無意識にお湯を混ぜてしまう現象を防ぐことができるのです。
なぜ蛇口と書くのか?
【1】明治期に屋外に設置された「共用栓」の円柱部を蛇腹と呼んでいたことから、その吐水口を「蛇口」と呼んだ。 【2】日本で当初使用されていた輸入品の「共用栓」の吐水口にはライオンのレリーフがあり、これが国産になったときライオンと龍の折衷形をした「龍口付き共用栓」となり、やがて完全な龍の形になった。