世界に誇れる日本の水道事業 日本の水道事業は、明治20年(1887年)に横浜で初めて近代水道が布設されたことから始まりました。 これは当時、外国の窓口であった港湾都市を中心に、海外から持ち込まれるコレラなどの水を介して広がる伝染病が蔓延するのを防ぐことを目的としたものでした。
水道設備 いつから?
水道の歴史は、江戸時代までさかのぼります。 江戸時代より前の時代は、川の水や井戸の水を汲んで使用していましたが、水質の問題や江戸の人口急増に伴い、現代の水道の原型となる水道施設が作られました。 その後、時代の変化とともに水道も変化・進化していきます。
玉川上水はいつできた?
1653年玉川上水は、承応2年(1653)、江戸市中の飲料水不足を解消するため、清右衛門、庄右衛門兄弟によって開削された上水道です。 羽村から四谷大木戸までのおよそ43キロメートルは開渠(露天掘り)で、それから先は暗渠(地下水路)で通水しました。
水道 蛇口 いつから?
横浜で近代水道が始まり、1887年(明治20年)に日本で初めて浄水場から水を送る水道が引かれました。 水道は現在のように各家庭にはなく、道路脇などに設置されていました。 この時、水が出る部分、つまり「蛇口」が初めて作られたのです。
玉川上水はどうやって作られた?
玉川上水は、羽村市で多摩川の水を取り入れ、新宿区四谷にあった四谷大木戸まで全長約43キロにわたって掘られた、素掘りの上水路でした。 さらに、この先は地下に埋められた石樋や木樋により、江戸城や武家、町家にも配水され、主に飲み水に利用されました。 上水開削の歴史は古く、徳川家康が江戸城へ入府後に、小石川上水を開いています。