生理中は、子宮を収縮させ、はがれ落ちた子宮内膜を血液とともに「経血」として体の外に押し出す働きをする「プロスタグランジン」が分泌されます。 この分泌が多いと、子宮の収縮が過剰になって陣痛のような下腹部や腰の痛みの原因になります。
いつもより生理痛が痛い?
日常生活に支障が出るほど生理痛がつらい、いわゆる「月経困難症」の場合、子宮内膜症が見つかることも多くあるようです。 子宮内膜症は生理のたびに進行するため、生理痛が毎回ひどくなっているといった場合は早目に婦人科を受診しましょう。 また腰痛や性交痛、排便痛を伴なうケースも多くあります。
生理痛がひどいのはなぜ?
子宮を収縮させる働きのあるプロスタグランジンという物質の分泌量が多いことが、痛みの原因の一つ。 ほかに、血行の悪さや冷え、ストレスなども症状を重くします。
生理痛ひどい どうしたらいい?
生理痛による下腹部や腰の痛みには、お腹と骨盤周辺を温めると効果的です。 カイロや毛布・ひざ掛け・腹巻きなどで温めることから始めてみてはいかがでしょうか? ただし低温やけどには注意してください。 また、日頃からシャワー浴で済ますのではなく、入浴や足浴を生活習慣に取り入れてみましょう。
生理 おしり痛い なぜ?
直腸と子宮の間(ダグラス窩)はお尻の近くに位置しているので、この部分に子宮内膜が発生すると、おしりから突き上げるような痛みを感じることがあります。