気持ちのいいものではないかもしれませんが、食後すぐトイレに行きたくなるのは極めて正常であり、何も心配することはないとサスマン博士は言います。 夕食後に感じる便意は、食べたばかりのものが出るわけではありません。 食べたことで“出したい”という反射作用を起こしている場合もあります。 24 июл. 2020 г.
食べたらすぐトイレ なぜ?
長野市民病院(長野市)の消化器内科部長、原悦雄医師(57)によると、食べると腸が刺激される「胃結腸反射」という生理現象が起きます。 この刺激で、直腸手前のS状結腸にたまっている便は直腸へ。 直腸の壁が引き伸ばされて脳に刺激を与え、排便の指令を出し、肛門括約筋が緩まります。 これが便意です。
何か食べるとトイレ行きたくなる?
次がトイレに行きたくなるポイントです。 ①食べ物を食べる(特に朝食)。 ②空っぽな胃に食べ物が入ってくると胃の壁を刺激。 ③【胃−結腸反射=胃に食物が入ると結腸にぜん動を起こす反射】が起こる。 ④大腸のぜん動運動(消化管壁が食物などの内容物を送る運動)が起こる。
食後 下痢 なぜ?
食べ過ぎた食べ物が、腸で消化しきれずに下痢になってしまいます。 また、過度なアルコールが腸を刺激して下痢になることもあります。 さらに、冷たい飲み物を飲みすぎたときにも、腸の粘膜の一部が刺激されて、大腸のぜん動運動が活発になりすぎてしまい、水分を吸収しきれずに下痢になります。
便 どのくらい出る?
消化管は、食べた物を分解・消化し、必要な栄養分と水分を吸収した後、老廃物を便として排泄します。 口から摂取された食べ物が便として排泄されるまでの時間は、約24時間から48時間です1)。
快便 どれくらい?
「口から入ったものが出るまでの時間は72時間以内。 2~3日に1回でも『すっきり感』があれば快便なんです」。 1日の排便回数は2回までが正常範囲。
うんこがしたくなるのはなぜ?
腸のシグナルを察知して脳が出す指令、それが便意 胃に食べ物が入ると、その刺激で大腸のぜん動運動が起こり、便は直腸へ送られます。 直腸に便がやってきたという情報は「仙髄の排便中枢」という神経に伝わり、便を送り出す働きが強くなります。 結腸が便を出す準備を始める一方で、そのシグナルは仙髄を経て脳に伝わります。