呼吸が阻害されることによって血中酸素濃度が低下し、二酸化炭素濃度が上昇して、脳などの内臓組織に機能障害を起こした状態をいいます。 成人の窒息は、餅など、食べものをのどに詰まらせることが最も多く、飲み込む力が弱くなったお年寄りに高率です。
食べ物が喉に詰まるとどうなる?
食べ物が喉(のど)や気管に詰まると、窒息して死ぬことがあります。 餅、こんにゃく、ステーキなど噛み砕きにくいもの、小児ではピーナッツや豆状のお菓子が特に危険。 症状・・・詰まった直後から、言葉が出ないで、咳こむ。 取れないと、もがきながら、顔が紫色になり、やがて意識がなくなります。
喉に何かが詰まってる?
開いた口の中にガーゼを巻いた指を入れ、喉の奥の方から手前にかき出すように異物を取り除きます。 指を入れる時、異物を喉の奥に押し込まないように注意してください。 咳などにより、異物が取れたとしても奥にまだ残っているかもしれません。 なるべく早く医療機関で医師の診察を受けましょう。
窒息死 何秒?
・窒息による呼吸停止は 10~20 秒くらい。
窒息 何分以内?
多くの場合、窒息が起こってから、3~4分で顔が青紫色になり、5~6分で呼吸が止まり、意識を失います。 そして、心臓が止まり、大脳に障害が起こり、さらに15分を過ぎると脳死状態になります。 窒息に気づいたら、すぐに救急車を呼び、救急車が来るまでの間、詰まったものを吐き出させるための応急処置をすることが非常に重要です。