食事をすると、食べ物は主に胃・十二指腸で栄養分に消化されます。 栄養分は更に小腸や大腸で吸収され、残りかすは食後12〜16時間かかってS状結腸(直腸につながる結腸のS字状になったところ)に便のもととして蓄えられます。
食べたらすぐうんこが出る なぜ?
長野市民病院(長野市)の消化器内科部長、原悦雄医師(57)によると、食べると腸が刺激される「胃結腸反射」という生理現象が起きます。 この刺激で、直腸手前のS状結腸にたまっている便は直腸へ。 直腸の壁が引き伸ばされて脳に刺激を与え、排便の指令を出し、肛門括約筋が緩まります。 これが便意です。
快便とはどのくらい?
「口から入ったものが出るまでの時間は72時間以内。 2~3日に1回でも『すっきり感』があれば快便なんです」。 1日の排便回数は2回までが正常範囲。
食後 下痢 なぜ?
食べ過ぎた食べ物が、腸で消化しきれずに下痢になってしまいます。 また、過度なアルコールが腸を刺激して下痢になることもあります。 さらに、冷たい飲み物を飲みすぎたときにも、腸の粘膜の一部が刺激されて、大腸のぜん動運動が活発になりすぎてしまい、水分を吸収しきれずに下痢になります。
便の太さ どのくらい?
通常、便の太さは3~4センチほどの直径あります。