輸液製剤は、生命維持に不可欠な「からだの恒常性の維持」のため、体液の代謝異常(水分・電解質・酸塩基平衡の異常、栄養障害等)の正常化、あるいは体液の代謝異常を未然に防ぐこと、また抗生物質などの医薬品の溶解・希釈を目的とした医薬品で、最も基礎的かつ重要な薬剤であるといえます。
点滴はどういう時に使うのか?
どんな時に点滴を行うのか そもそも点滴を受けるケースとして、一般的には、症状が重篤な時や、緊急で対処が必要な時、栄養や水分の補充が必要な時など、直ちに処置を行ったり、薬の効果を発揮させたりする必要がある場合とされています。
輸液療法 なぜ?
生体の持つ調節力(ホメオスターシス)にもかかわらず、種々の原因で水・電解質のバランスが乱れて生体機能が障害された場合に、この状態を是正することを目的として輸液療法を行います。 また、長時間にわたって血中濃度を一定に維持する必要のある薬剤を投与する場合にも、輸液療法が行われます。
輸液療法 何ミリから?
また,一般に注 入量が 50 mL 未満のものを注射液,注入量が 50 mL 以上のものを輸液として区分し ている。 したがって,皮下注射や筋肉内注射と同様に静脈内への注入であっても薬 液が 50 mL 未満の場合には静脈注射と称し,50 mL 以上の薬液を注入する場合を輸 液あるいは輸液療法*1 とよぶ。
輸液 どこに?
輸液は血管(静脈)内に液体を入れます。 静脈内に入った液体は心臓から全身にまわり毛細血管から身体中に分布します。