日本の歴史のなかで税について記録に残されている最古のものは、卑弥呼が女王として君臨した魏志倭人伝ですが、税の制度について明確に制定されたことが分かるのは645年(大化元年)の大化の改新からです。 このとき人民や土地が国家のものであるという「公地公民」の考え方が政治の方針として定められました。
税は誰が作ったのか?
全国統一 を 行 った 豊臣秀吉 は、 土地 を 調査 して 太閤検地 を 行 い、 農地 の 面積 だけでなく、 農地 の 収穫高 などを 調 べて 年貢 を 納 めさせるようにしました。 当時 の 税率 は、 二公一民 といい、 収穫 の 三分 の 二 を 年貢 として 納 めるという 厳 しいものでした。
税金を納めるのは何歳から?
税金は20歳になったら支払うというルールではありません。 年齢は関係なく、モノを買ったりお金を稼いだりすれば大人でも子供でも税金を支払うことになります。
税金 なぜ始まった?
農業には不作の年もありますから、年貢のままでは税収は不安定になってしまいます。 そこで、税収を安定させるために年貢をやめ、もっている土地に税金をかけたり所得税や法人税の仕組みが明治時代に作られることになりました。
税金の使い道は誰が決めている?
実際に国民からどれだけの税金を集めて,どのように使うのかは,選挙で選ばれた国民の代表者である国 会議員が,国会で話し合って決めます。 内閣では,1年間(4月~翌年3月)に国に入るお金(国の収入)と,国の仕事に必要なお金(国の支出)と を計算して,何にいくら必要になるのかという予算案を立て,国会に提出します。