裁判外の損害賠償請求であれば無視しても何も変わりません。 むしろ無視し続けて消滅時効期間が過ぎれば時効を援用することで請求を正当に拒むことができるようになります。 一方、支払督促を含めた裁判での請求は無視すると判決などが出て「債務名義」となり、強制執行ができるようになってしまいます。
損害賠償 払えないと どうなる?
請求された損害賠償を払えないと、どうなるんですか? その場合は遅延損害金の請求・財産の差し押さえが行われます。 損害賠償の支払いには期日があり、その日までに払わなければなりません。 払っていないと督促状・差押予告書が届きます。
訴訟 無視したらどうなる?
答弁書を提出することなく第1回目の裁判を欠席すると、「相手の言い分が全て正しい」と認めることになってしまいます。 裁判所からすれば、訴状を無視して裁判を欠席するということは「争う姿勢が無い」「反論が無い」ということになります。 当事者に争う意思が無い以上、裁判所が積極的に事実関係を調査することはありません。
請求書 無視 どうなる?
請求を無視しても問題ないでしょうか。 身に覚えのない請求書であれば対応する必要はありません。 ただし、「裁判所からの支払督促」など裁判所からの正式な書面である可能性があり、裁判所からの書面を無視すると判決等を取られてしまい強制執行を受ける危険性があります。 裁判所のホームページなどで調べた連絡先に確認してみましょう。
損害賠償請求されたら どうなる?
損害賠償請求をされた場合、通常、相手は損害額を一括で支払うように求めてきます。 たとえば、交通事故の事案で任意保険会社の保険で対応し、一括で支払うことが可能であれば、特に問題はありませんが、その他の事案で損害賠償額が高額になる事案では、一括で支払うことが難しい場合もあるでしょう。