痰のたまった気管支が頭部より高い位置になるような体位をとり,重力によって痰の排出を促す呼吸器疾患の治療法。 体位ドレナージともいわれ,気管支拡張症や慢性気管支炎など痰の多い病気で行われる。
たいいどれなーじ 角度?
治療的体位は側臥位60度以上 ところが、病棟を回っていて気づくのは、効果的な排痰を促す体位が十分にとられていないことです。 適切な体位ドレナージでは、治療的体位として少なくとも60度程度の側臥位が求められますが、実際には肩が浮く20 ~ 30度程度の側臥位にとどまっているという状況がよくみられます(写真1、2)。
たいいどれなーじ 食後?
不正解です。 食事直後に体位ドレナージを行うと、体位によっては嘔吐や誤嚥を誘発する恐れがあるため、少し時間がたってから行いましょう。
たいいどれなーじの直接の目的?
体位ドレナージの直接の目的はどれか。 気道に貯留している痰などの分泌物の排出を促進させることが目的である。 体位ドレナージとは、重力を利用して、肺区域に貯留している分泌物を中枢気道へ誘導・排出する方法です。
たいいどれなーじ 何分?
体位ドレナージは比較的 短時間で行われる手段であり、米国呼吸ケア協会のガ イドライン 23)では、通常 3 〜 15 分ほど維持するとさ れ、体位は患者の状態によって修正することが記載さ れている。