体位ドレナージは1日2~6回程度、1回あたり20分程度を目安に行います。 実施の際には、ピローやバスタオルなどを利用して、体位が崩れないようにしたり、患者さんの苦痛を助長しないよう安楽に体位を維持できるように工夫しましょう。
たいいどれなーじ タイミング?
嘔吐の危険性を最小に抑えるために、気管支ドレナージ(排痰)は食前か、食事の一時間から一時間半後に行うのがよいでしょう。 早朝や就寝前がお薦めの時間帯です。 気管支ドレナージ(排痰)により就寝前に溜まった分泌物を気道から除去すれば、就寝中の咳を抑えることができます。
たいいどれなー?
体位ドレナージたいいどれなーじ postural drainage 気道内分泌物(喀痰(かくたん))を喀出しやすくするための体位をとって行う分泌物の喀出法である。 普通、ベッド上に正座した体位からおじぎをするように頭を下げ、両前腕で上半身を支えながら腰を上げる。
たいいどれなーじ 留意点?
実施する際は、身体損傷がないように側臥位の下側になってしまう手足の位置を確認することが安全上大切です。 また、気管内挿管中の患者さんについては自己抜管の危険性に対して十分に注意し、1人よりも2人で対応・確認したほうがよいでしょう。
たいいどれなーじ 食後?
不正解です。 食事直後に体位ドレナージを行うと、体位によっては嘔吐や誤嚥を誘発する恐れがあるため、少し時間がたってから行いましょう。