風邪の治りかけの時によく痰が出る、という人もいます。 痰が出る症状で疑われる病気は、「インフルエンザ」「COPD」「咳喘息」「肺炎」「気管支喘息」「気管支炎」「肺水腫」「肺膿瘍」「肺がん」「急性咽頭炎」などの可能性が考えられます。 また、「心不全」によっても痰が出ることがあります。
痰がたくさん出るのはなぜ?
痰が絡むのは細菌やウイルスに感染したり、汚れた空気やホコリを吸い込んだりしていることが原因です。 健康な状態でも痰は分泌されていますが、普段は粘性が少なくサラサラしています。 しかし体に異物が侵入すると、それを押しだそうとするため粘り気が増して絡むようになるのです。
痰がよく出る 何科?
なかなか治らない患者さんは一度、のど・鼻を診る耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。 口の中からのどの奥、気管支まで粘膜の状態を詳しく診てもらい、また鼻もあわせてチェックを受け、しっかり治療してもらうとほとんどの方は良くなります。 痰が何か大きな病気の原因、前触れになることはあまりなく、心配しなくても大丈夫です。
痰に血が混じる病気は何ですか?
血痰が認められた場合、肺癌、肺結核、非結核性抗酸菌症、気管支拡張症、肺炎、肺アスペルギルス症、肺梗塞、心不全など種々の原因が考えられます。 また抗凝固剤を服用していると血が固まりにくくなり出血しやすいと考えられます。
加齢 痰 なぜ?
のどの筋肉が衰えて嚥下機能が低下すると、痰がたまりやすくなってきます。 以前は咳払いをで痰を吐き出せていた人も、加齢の影響で難しくなる場合もあります。 咳払いをしても痰が取れないと感じる時には、胸の上側、痰がたまっていると感じられるのどの下側あたりに手のひらを押し当てて、咳をするタイミングで圧迫します。