痰の貯留によって副雑音が発生している場合、痰を喀出すると、副雑音が消失し、肺胞音が聴取できるようになります。
痰が貯留したらどうなる?
痰が常に肺や気道の中にたまった状態だと、痰で空気の通り道が狭くなり、息苦しくなる場合があります。 体内の痰は、高温・多湿の中にあるので細菌など絶好の繁殖の場になります。 (感染を起こしやすくなります。)
痰の貯留 なぜ?
痰の増加は、感染 や炎症による分泌物の増加、分泌物の性状 (粘り気)の変化、線毛運動の障害、呼吸運動 の減弱による気道内気流低下などの原因が考 えられます。 病気などによって痰がたまり、うまく出せない状態になると、息切 れ感の増加や気道感染の誘因となります。 このようなことから、日常 の排痰が重要になります。
胸水貯留 何音?
また、90~100Hz程度のゴロゴロしたランブル音が聴かれます。 気道分泌物の音が伝わっているようです。
痰の吸引 しないとどうなる?
ただし、長時間吸引しないことによって、分泌物が貯留して気道が閉塞したり、低酸素状態、換気量の低下、呼吸苦などを生じさせてはいけません。