ぜんそくの診断は医師の診察により「呼気性喘鳴」の有無を判断することが原則ですが、ご家庭でも「呼気性喘鳴」がきこえるかどうか試してみて下さい。 呼気性喘鳴を3回以上繰り返した赤ちゃんは、「広義の乳児ぜんそく」と考え、症状に応じてぜんそくの治療を行います。
小児喘息はいつわかる?
生後9ヶ月頃よりはっきりした症状を現すものが多くなってきます。 一番発症しやすい年令は1~3才で、5才までに多くは発病します。 一方、小学校入学くらいには発作の重症度、頻度とも改善していき、小児の喘息の約70%が17 、18才までに治癒しますが、残りは成人にまで持ち越します。
喘息 か どうか 調べる に は子供?
喘息の検査としては、アレルギー性の炎症を評価する「呼気一酸化窒素(NO)分析」気管支のせまさを評価する「気道抵抗性試験(モストグラフ)」「スパイロメトリー」、アレルギー素因を確認する血液検査(IgE抗体)があります。 喘息が疑われる症状・問診・身体所見と検査結果と併せて評価を行います。
小児喘息とは 何歳まで?
発症は1~2歳が多く、小学校入学までに発症する人が大半。 症状が落ち着くまで平均10年、7割の人が成人までに症状がなくなります。 ぜんそく患者の気道(気管・気管支など空気の通り道)は、常にアレルギー性の炎症を起こしているため表面の粘膜がはがれ落ちて神経が露出し、敏感になっています。
喘息の診断は何歳から?
初めて喘息と診断される年齢や発作が多いのは2歳から5歳なのですが、そのなかでも、年に1~2回風邪をひくとゼーゼーいうけれども、あとは元気、という場合は、間欠型で、その時だけの発作を抑える治療を短期間行うだけで構いません。