咳のかぜがすっかり治って、少なくとも一週間以上たってから、再び「呼気性喘鳴があります」といわれた時を2回目と数えます。 このように数えて、3回以上の呼気性喘鳴を認めれば、小児ぜんそくである可能性がかなり高いと考え診察を続けます。
喘息の診断は何歳から?
初めて喘息と診断される年齢や発作が多いのは2歳から5歳なのですが、そのなかでも、年に1~2回風邪をひくとゼーゼーいうけれども、あとは元気、という場合は、間欠型で、その時だけの発作を抑える治療を短期間行うだけで構いません。
喘息 か どうか 調べる に は子供?
喘息の検査としては、アレルギー性の炎症を評価する「呼気一酸化窒素(NO)分析」気管支のせまさを評価する「気道抵抗性試験(モストグラフ)」「スパイロメトリー」、アレルギー素因を確認する血液検査(IgE抗体)があります。 喘息が疑われる症状・問診・身体所見と検査結果と併せて評価を行います。
小児喘息 何歳ごろ?
2歳前後から始まり、4~5歳ころがピーク。 小学校にあがるくらいには落ち着いてきて、10歳ころにはほとんど発作をおこさなくなるのが一般的です。 でも、アレルギーの体質がなくならず、目や鼻のアレルギー(花粉症など)がその後も長く続くことがよくあります。
小児喘息 発作 いつ?
喘息発作は、昼間より夜間や明け方に多く起こります。 昼間は比較的症状が軽い場合があるので、「昼間元気だったから大丈夫だ」ではありません。 子どもの様子を注意深く観察し、症状を見逃さないように注意しましょう。