吸引は、どのような時に行うのでしょう? まず、喀痰や唾液などの分泌物がたまったときに行 います。 具体的には、喀痰や唾液などの分泌物は、食 事や飲水などからの刺激や、感情が変化したときに多 くなります。 また先に説明したように、感染などが起 きたときにも多くなります。
痰吸引 何秒?
吸引時間は約10秒から15秒までが目安です。 カテーテルからゆっくり指を離し、回転しながら吸引してください。 吸引する際は、カテーテルを吸引しやすい角度に調整し、痰の色や量、粘稠度を観察しながら吸引を行いましょう。
痰の吸引 いつ?
気管内吸引のタイミング 痰(気道分泌物)が気管内にたまってゼロゼロ音が聞こえるときや、お風呂や食事の前に吸引をすると効果的です。 1日に必要となる吸引回数は痰の性状や子どもの自分で痰が出せるかどうかによって個人差があります。 一般的に、痰は寝ているときには少なく、起きている時、食事、泣くことなどで増えます。
喀痰吸引 何時間?
1 回の吸引時間は最大でも10~15 秒以内とし、 できるだけ短時間で行いましょう。 吸引している間 は患者と一緒に息を止めて行ってみましょう。 吸引時間は痰が引ける限りやめないの?
なぜ痰を吸引するのか?
気管カニューレを行っている場合は、気管支や気管カニューレ、肺に痰が溜まったりすることもあり、それが原因で肺炎の発症に至ったり、呼吸に支障を生じ、窒息に至ることもあります。 この様な命にかかわる最悪の事態を防ぐため、自分で咳をしたり痰を吐き出したり出来ない方に、痰吸引を行うことが必要となります。
痰を吸引しないとどうなる?
患者さんに大きな苦痛を与える処置であるため、不必要な吸引は避けるべきで、アセスメントのない定期的な吸引は適切とはいえません。 ただし、長時間吸引しないことによって、分泌物が貯留して気道が閉塞したり、低酸素状態、換気量の低下、呼吸苦などを生じさせてはいけません。