てんかんは脳内の神経細胞の過剰な電気的興奮に伴って、意識障害やけいれんなどを発作的に起こす慢性的な脳の病気です。
てんかん 何の障害?
てんかんの患者さんには、脳の障害部位によって、知的障害、運動障害、高次脳機能障害(言語障害など)がみられることがあります。 その要因として、さまざまな原因によってもともと脳に何らかの障害があり、それが、一方では知的・運動・高次脳機能などの障害を引きおこし、他方ではてんかんをも引きおこすことが考えられます。
てんかんはなぜ精神障害なのか?
てんかん性精神病の原因として以下の要因が考えられています。 ①てんかんの病態によるものてんかんは脳の病気です。 てんかんによる、脳の機能異常だけでなく、精神症状も同時に出現することがあります。 ② 心理社会的要因によるもの発症者の日常生活における様々なストレスが要因になり、精神症状が出現することが原因になります。
てんかんは障害者何級?
等級症状1級十分な治療にもかかわらず、てんかん性発作のAまたはBが月に1回以上あり、かつ、常に介護を必要とする。2級十分な治療にもかかわらず、てんかん性発作のAまたはBが年2回以上、もしくは、CまたはDが月に1回以上あり、かつ、日常生活が著しく制限を受けるもの
てんかん 何分?
発作は、多くの場合1~2分で止まりますが、5分以上続くと自然に止まりにくくなり、30分以上続くと脳に重い障害を残す可能性が高くなり、ときに命にかかわることもあります。