特に臥床がちな患者さんでは、背側(背中側)に痰が貯留しやすいため、前傾側臥位や腹臥位が有用です。 体位ドレナージは1日2~6回程度、1回あたり20分程度を目安に行います。
体位ドレナージ 何度?
治療的体位は側臥位60度以上 適切な体位ドレナージでは、治療的体位として少なくとも60度程度の側臥位が求められますが、実際には肩が浮く20 ~ 30度程度の側臥位にとどまっているという状況がよくみられます(写真1、2)。
排痰 何回?
※排痰は疲れやすいため、休みを取りながら1日2~3回、1回20分以内にとどめましょう。 ※痰が多い時間帯を把握し、起床時や外出前、就寝前など規則的に行いましょう。
ハフィング 何回?
他にも呼吸法を用いて排痰する方法があります。 ACBT(Active Cycle of Breathing Technic)は、①安静呼吸を4〜5回、②深呼吸を 2〜3回、③ハフィングを4〜5回、④咳を2〜3回おこない、痰が出なけ れば①に戻って繰り返していきます。
たいいどれなーし?
体位ドレナージとは、分泌物が貯留した肺区域を上にした体位をとることで、重力を利用して分泌物を移動・排出させる方法である。 粘液が貯留している部位が上になると酸素化が改善する。