出生時の男児において、精巣の下降が不完全で陰嚢内に触知しない状態を「停留精巣」といいます。 新生児期に5%前後にみられますが、1歳頃には1.5%前後の頻度になります。 生後6ヶ月までは自然下降が期待できると言われています。
停留精巣 何歳まで?
手術を行う時期は、以前は3歳ころまででも良いと考えられていました。 現在は、精巣を固定する手術のときに採取された精巣組織の検討から、3歳では遅く、1歳前後、遅くとも2歳までには手術が必要と考えられています。
停留精巣 どうやってわかる?
停留精巣では、陰嚢内に精巣を触れないこと以外に特別な症状はありません。 停留精巣は乳児検診で見つかることがほとんどです。 乳児検診の際、医師は触診で陰嚢内の精巣の有無を診察します。 精巣は正常でも容易に鼠径部に挙がってしまうため、乳児が泣いたりして診察がしづらい場合は注意が必要です。
金玉 いつから?
昭和時代の子供向け番組『ロンパールーム』に出演した幼児が「き」で始まる言葉をいうゲームで「金玉」と発言し、言い直しを促されてもなお「綺麗な金玉」と答えたため急遽CMに移り、再開後にその幼児の席にクマのぬいぐるみが置かれていたという言い伝えがある。
移動性精巣 手術 何歳?
しかし1歳を超えると、その可能性は極めて低くなります。 移動精巣も自然治癒する可能性はあります。 そのため、定期的に経過観察を行い、改善が見られない場合には手術が必要となります。 挙上の程度にもよりますが、6歳頃までに固定されない場合、手術が望ましいと考えます。