新生児の約2から5%の男児が、一方または両方の停留精巣を認めるとされています。 37週以前の早期出生児では、より停留精巣が認めやすいことが分かっています。 精巣は、胎児期に腹部で形成され、出生の2か月前ごろより次第に陰嚢へ下りてきます。
停留精巣 いつわかる?
新生児の時期に注意深く陰嚢を触れば精巣が触れるかどうかわかります。 精巣は6ヶ月までは自然下降が期待できますからそのまま様子を見てかまいません。 6ヶ月をこえても精巣を陰嚢内に触れない場合は治療を考える必要があります。 丁寧に診察して陰嚢内に精巣が触れるかどうかが検査としては最も重要です。
停留精巣 何歳まで?
手術を行う時期は、以前は3歳ころまででも良いと考えられていました。 現在は、精巣を固定する手術のときに採取された精巣組織の検討から、3歳では遅く、1歳前後、遅くとも2歳までには手術が必要と考えられています。
移動性精巣 何歳まで?
しかし1歳を超えると、その可能性は極めて低くなります。 移動精巣も自然治癒する可能性はあります。 そのため、定期的に経過観察を行い、改善が見られない場合には手術が必要となります。 挙上の程度にもよりますが、6歳頃までに固定されない場合、手術が望ましいと考えます。
金玉 いつから?
昭和時代の子供向け番組『ロンパールーム』に出演した幼児が「き」で始まる言葉をいうゲームで「金玉」と発言し、言い直しを促されてもなお「綺麗な金玉」と答えたため急遽CMに移り、再開後にその幼児の席にクマのぬいぐるみが置かれていたという言い伝えがある。