また、痛みが慢性化すると、痛みを引き起こした原因がなくなっても、痛みを取り去ることがなかなかできなくなります。 さらに、痛みが続くことで痛みにばかり注意が向きがちになり、眠れなくなったり、不安や恐怖からうつ状態につながり、ますます痛みにとらわれて症状が重くなるという悪循環に陥ることもあります。
痛みはどうしておきる?
痛みは、病気やけがなどで損傷した組織を修復する間、体を動かさないように警告する役割を担っています。 体内には神経が張り巡らされており、末梢(まっしょう)神経にあるセンサー(侵害受容器(しんがいじゅようき))が刺激を感知すると、電気信号が脊髄(せきずい)を通って脳に伝わり「痛い」と感じます。
体の中が痛い 何科?
体中の筋肉に痛みがあるときは、整形外科を受診しましょう。
疼痛とはどういう痛み?
疼痛(痛み)とは、「からだに傷をおったときに感じるいやな感覚やつらい気持ち」のことです。 疼痛の情報は、脳の感覚にかかわる部分と、感情にかかわる部分に送られ、痛みをやわらげる命令を出す部分にも届けられます。 痛みは急性疼痛と慢性疼痛、体性痛と内臓痛などに分けられます。
慢性疼痛ってどんな病気?
慢性疼痛とは,3カ月間を超えて持続もしくは再発する,または急性組織損傷の回復後1カ月を超えて持続する,または治癒に至らない病変に随伴する疼痛である。 原因としては,慢性疾患(例,がん,関節炎,糖尿病),損傷(例,椎間板ヘルニア,靱帯断裂),多くの原発性疼痛疾患(例,神経障害性疼痛,線維筋痛症,慢性頭痛)などがある。