誤嚥は嚥下障害と同じ意味ではなく、嚥下障害の症状の一つです。健康な人でも、睡眠時や食事中に誤嚥が偶然起こることはありますが、気道内に入ってしまった物を排除 .
誤嚥を起こしにくい食事形態はどれか?
とろみがついた食べ物や水分は、咽頭をゆるやかに流れていくので、誤嚥を防ぐ食事として適しています。 ただし、とろみを強くつけすぎると粘性が増し、かえって誤嚥を起こしやすくなる場合があります。 また、食べ物や水分の種類によっても、とろみのつき方が違います。
食事中 むせるのはなぜ?
しかし、時には間違えて食べ物が気管を通ってしまう場合があります。 その時、体が危険を察知して勢いよく空気を吐き出し、食べ物を外に排出させようとします。 これが、「むせ」の正体です。
なぜ誤嚥が起こるのか?
誤嚥は、さまざまな病気が原因となって生じます。 飲み込みの反射(嚥下反射)が障害されていたり、飲み込む力が弱い、あるいは食道を通過できない、といった状態が、誤嚥を引き起こします。 神経や筋肉の病気の初期症状である場合もあります。 また、のどの腫瘍(咽頭癌や食道癌など)でも誤嚥を生じることがあります。
誤嚥した食べ物はどうなる?
誤嚥によって食べ物や唾液、胃液などと一緒に細菌が気道に入ることで肺の中で細菌が繁殖して炎症を起こし、誤嚥性肺炎が発症する。 また、食べ物などの誤嚥の他に、口の中や喉の粘膜にすみついた細菌を含んだ唾液の誤嚥や、寝ている間に胃と食道の逆流によって胃酸を含んだ胃の内容物を誤嚥して起こることもある。