吸入した薬のほとんど(約 80%)は口のなかに残る。 吸入ステロイド薬 ↔ 食道カンジダ、口腔カンジダ、嗄声(声がれ)を防ぐため、う がいが必要である。 β2刺激薬 ↔ 口腔粘膜から吸収されることや飲み込むことによって全身的に吸収さ れるのを防ぐため、うがいが必要である。
吸入薬 うがいしないとどうなる?
吸入後、吸入薬は口の中に残ります。 吸入薬はアレルギー反応(免疫反応)を抑える役割があり、普段は繁殖しないようなカビ(真菌)の口内発生、全身への薬の効用(動悸・手の震え)などの副作用を引き起こす可能性があります。 この副作用の予防として、うがいが必要です。
吸入薬 うがい いつ?
①吸入直前に、口の中を湿らせておく。 口の中に薬が付着しにくくなります。 ②吸入後に、適量の水で、ガラガラ5秒、クチュクチュ5秒、合計10秒のうがいをします。 ③②を2回すると、ほとんどの薬を除くことができます。
吸入後のうがい何回?
「ぜんそく」や「咳ぜんそく」で処方される吸入ステロイドは、使用後に必ずうがいをしましょう。 ステロイドの成分が口の中やのどに付着すると、口内炎やのどの痛みの原因となったり、嗄声(声がれ)の原因となります。 うがいは複数回(出来れば3~5回)行いましょう。
吸入ステロイド 嗄声 なぜ?
嗄声の原因としては、①吸入ステロイド薬が声帯の筋力を低下させる、②薬剤の乳糖成分などが刺激になる、③免疫が抑えられてカンジダなどのカビが喉に付着するなどの可能性が報告されています。 対処法としてはまず、吸入後にしっかりうがいをすることが重要です。