春・秋は花粉、冬は乾燥、そして夏の最大の悪化要因は、汗、汚れ、紫外線です。 汗をかくと、かいた汗が刺激となってかゆみが強くなります。 気温も湿度も高い夏は、体の中に熱がこもりやすく、かゆみが増す原因になるのです。 しかも夏は、黄色ブドウ球菌などの細菌も繁殖しやすくなります。
アトピーはなぜ起こる?
アトピー性皮膚炎の原因についてはまだ解明されていないこともありますが、皮膚のバリア機能が低下した乾燥状態に、アレルゲンの侵入(ダニ・ほこり・食べ物など)やストレスなどの多様な環境的要因が重なって起こると考えられています。 原因や症状には個人差があり、症状を悪化させる要因も人それぞれ異なるのがアトピー性皮膚炎の特徴です。
アトピー 季節の変わり目 なぜ?
脂の分泌がまだ少ない春先の暑い日に汗をかいたり、発汗の影響がまだ強く残っている時期に寒さを感じて乾燥したり、季節の変わり目にはバリアー機能の障害と刺激とが相互に影響しやすいからなのかもしれません。
夜 痒い なぜ?
皮膚の温度が上昇すると、かゆみを伝達する神経の働きが活性化されます。 入浴したり、就寝時に布団に入ることで体が温まるので、夜にかゆくなるケースがあります。 また、寝るときには副交感神経が優位な状態になり、皮膚温度が上昇して、かゆみが起こりやすくなります。
アトピー 汗 なぜ?
汗には本来、体温の調節や皮膚の保湿、抗菌などの大切な働きがあります。 しかし、アトピー性皮膚炎の患者さんには、汗が出にくい(発汗障害)という症状を抱える方が多く、善玉の力がうまく働かないために、皮膚のバリア機能が低下したり身体に熱がこもったりして、症状やかゆみを悪化させる原因になっていると考えられます。