A1: ステロイド外用薬は皮膚の血管を収縮させるので、塗るとお肌は白くなりますし、長く塗り続けると薄くなってきます。 皮膚が黒くなったり厚くなったりするのはステロイドの副作用ではなく、アトピー性皮膚炎の治療が長年中途半端であったり全く治療しなかった場合に見られる現象です。
湿疹 ステロイド いつまで?
安全期間の目安としては、顔・首・陰部は2週間、その他の部位は4週間ですが、セルフメディケーションでは5~6日使用しても症状が改善しない場合にはお医者さんに相談しましょう。 吸収のよい部位ほど長期連用した場合に局所性副作用が出やすくなりますので、特に注意が必要です。
ステロイド 紫斑 なぜ?
ステロイドの長期使用が原因で発生する皮膚障害 ステロイドを長期にわたって使用していると、皮膚が菲薄化して毛細血管を保護する組織が脆弱となり、皮膚が少し圧迫されただけで毛細血管壁が破壊されて皮下出血や紫斑を生じたり(図1)、皮膚が少し伸展しただけで裂創などの二次的皮膚損傷が生じやすくなります(図2)。
ステロイド いつまで?
ステロイド外用剤は皮膚炎などに優れた効果を発揮します。 しかし漫然と使用するのではなく、症状の改善がみられた場合は使用をやめるようにしましょう。 OTC医薬品(市販薬)のステロイド外用剤は2週間を目安に使用してください。 5~6日間使用して改善がみられない場合は使用を中止し、医療機関を受診するようにしましょう。
ステロイド外用 長期使用 どれくらい?
ステロイドの効果の弱いステロイド外用薬でも、長期にわたって使用すると、副作用を起こす可能性は高まります。 市販の薬であれば、顔など吸収率が高い部位で数日~1週間程度、手足など吸収率が低い部位で1週間~10日程度が使用期間の目安となります。