どうして症状が起こるの? 排便回数が増え、軟便あるいはかゆ状の便が出てくる「下痢」は、食中毒など感染を起こしたとき(分泌性下痢)、腸の水分吸収が不十分なとき(浸透圧性下痢)、暴飲暴食やストレスなどで腸が動き過ぎるとき(運動亢進性下痢)に起こります。
下痢が続くとどんな病気?
慢性下痢 慢性下痢の主な原因として、クローン病や過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患が挙げられます。 そのほか、抗生物質などの薬の副作用、消化不良、食あたり、ストレスなどで起こることもあります。
下痢をほっておくとどうなるのですか?
下痢とは、便の中の水分が過剰になった状態です。 下痢が続くと脱水や栄養障害が起きたり、肛門の周りに痛みや炎症が起きたりして、心身ともに負担がかかります。 命に関わる状態になる場合もあるため、速やかに対処することが大切です。
下痢 何か?
下痢とは、水のような液状の便が何回も出る状態です。 通常は1週間以内に治り、治療が必要ないことも多いです。 しかし、下痢が1か月以上続く場合は、お腹の病気以外の可能性も考えられます。
胃腸炎はどうしてなるのか?
胃腸炎とはなんらかの原因により、胃や腸に炎症が起こり、下痢や腹痛を起こす疾患の総称です。 その原因には食べ過ぎ、刺激物の摂りすぎ(脂肪分、アルコール、辛いものなど)、感染(最近やウイルスなど)、ストレス、自己免疫や炎症性腸疾患(IBD)など多くの原因があります。 多くの胃腸炎は胃腸を休めることで、改善します。
下痢の原因となる病気はありますか?
下痢の原因となる病気や、下痢を繰り返す人が注意したい病気をまとめました。 原因はストレス? 「過敏性腸症候群」とは ノロウイルス感染症の症状と受診のめやす 夏場に注意! 「食中毒」原因と症状 完治の難しい「潰瘍性大腸炎」とは 下痢と便失禁 下痢の症状 これってがん? ! あわせて読みたい 腹痛・下痢が続く原因はストレス? 「過敏性腸症候群」とは ストレスが原因? 長引く下痢・・・「どうやら、お腹の風邪ではなさそう」。 検査をしても腸に異常は見られないのに、腹痛、下痢や便秘などの便通異常を慢性的に繰り返す状態を 「過敏性腸症候群」 といいます。 例えば、「通勤電車の中で必ず腹痛に襲われ、下痢をすることもあるため、各駅停車にしか乗れない。
身の周りで下痢が流行していますか?
身の周りで下痢などが流行しているとき、生ものを食べたとき、海外から帰ってきたばかりといったような状況で症状があるときには注意が必要です。 抗生剤を服用していると下痢になることがあります。 これは、抗生剤によって腸内細菌のバランスが崩れることによるもので、程度にもよりますが治療上やむを得ない場合もあります。
下痢を引き起こすとき、内科の受診を検討してみるとよいですか?
下痢が続くときや、発熱または腹痛があるとき、便に血が混じるとき、便秘と下痢を繰り返すとき、体重減少があるときは、一度内科または消化器内科の受診を検討してみるとよいでしょう。 受診先は近くの内科などでよいですが、診察時にいつから、どのような症状があるか、原因に心当たりがあるかなどを伝えるようにしましょう。 飲みすぎたり食べすぎたりすると、胃腸の負担となり下痢を引き起こすことがあるようです。 腹痛が一緒に起こることもあります。 冷たいものは胃腸の負担になるため、湯冷ましや薄めのお茶、常温のミネラルウォーター、スポーツドリンクなどの水分を少しずつ取るように心がけましょう。 胃腸を休めるために、おかゆやすりおろしたりんご、よく煮た野菜スープなど、胃腸に負担のかからない食事を取りましょう。
ストレスを感じると下痢を引き起こすことがありますか?
不安や緊張などストレスを感じると、自律神経のバランスが崩れて下痢や便秘を引き起こすことがあるといわれています。 また、下痢と便秘を繰り返すこともあるようです。 疲れをためないよう、ゆっくり休息する時間をとるようにしましょう。 ゆったりとした音楽を聴いたり、趣味を見つけたりしてリラックスする時間をとるようにしましょう。