腸の「ぜん動運動」が過剰になった場合、腸の内容物が急速に通過するため水分の吸収が十分に行われません。 そのため、液状の糞便となり下痢便や軟便になります。 また、腸から体内への水分吸収が不十分な時や、腸からの水分分泌が増えると、腸の中の水分が異常に多くなり下痢便や軟便になります。
下痢をほっておくとどうなるのですか?
激しい下痢や、下痢が長く続くと、体内の水分・電解質・栄養分が失われます。 脱水症状や栄養失調を引き起こすこともあります。 特に高齢の方やお子様では、これらの状態が悪化すると生命の危険もありえます。 下痢の時は、十分な水分補給を心がけてください。
下痢便がくさいのはなぜ?
この便の特有のにおいの主な成分は、「インドール」や「スカトール」と呼ばれるもの。 たんぱく質が悪玉菌によって分解されるときに出る物質です。
下痢ってどういう状況?
下痢とは、泥状便や水様便といった液状の便を、ひんぱんに排出する状態です。 一般的には、食べたものが十分に消化されなかった場合や、食あたりをしたときなどに起こり、便の形状が変化するとともに便の回数も増えます。
大腸 が ん どんな 下痢?
がんが大きくなり腸管の内腔(腸の内側の空間)が狭くなると、便が通過しにくくなり、便秘や間欠的な下痢などの便通異常がみられることがあります。 また、さらにがんが大きくなると食べ物の通過が困難となり、腹痛や腸閉塞のような症状が現れる場合もあります。