下痢は腸の働きが異常になっているので、腸を安静にしてあげることが重要です。 おなかをあたため、できるだけ安静にして様子をみてください。 正常な便にもどるまでは、消化のよい食事を心がけることも大切です。 激しい下痢や、下痢が長く続くと、体内の水分・電解質・栄養分が失われます。 下痢をおこしても、少し安静にしていたり市販薬を飲んだりするとほとんどの場合、数日で治まることが多いですが、下痢の他にも次のような症状がみられたら、すぐに病院を受診するようにしましょう。 普段から体質的にお腹を下しやすい人は、下痢の症状がみられたら胃腸を休めるために 消化の良い食べ物 を食べるようにしましょう。 また、体内の水分が失われていますので、水分を補給してください。 スポーツドリンクは失われた電解質を補ってくれるためおすすめです。 ただ、腸の粘膜を刺激しないよう、常温のものを少しずつ摂取しましょう。 その他にも、市販されている下痢止めや整腸剤を適宜使用して、下痢による体力の消耗を抑える方法が有効です。
嘔吐下痢の時はどうしたらいい?
具体的には、嘔吐や下痢がおさまるまでは、飲食を避けて安静にし、様子をみます。 症状がおさまってきたら少量の水分から摂取を開始します。 経口補水液(市販のOS-1など)が望ましいです。 吐き気止めや下痢止めは、ウイルスや細菌が体内から排出されるのを妨げ、逆に症状回復が遅くなる可能性があるため、基本的には使用しません。
下痢を止めるにはどうしたらいい?
水分をしっかり補給して脱水を防ぐ、消化のよい食べ物で胃腸を休める、市販の下痢止め薬を飲むなどの対処を。 なかなか症状が治まらない時や激しい下痢、血便などの場合は、ほかの病気が潜んでいる可能性も。 すぐに医師の診察を受けましょう。
下痢をするとお腹が痛いのは、なぜ?
ストレスや暴飲暴食、冷えなどによって自律神経のバランスが崩れ、腸の動きが過剰に亢進すると、便の通過スピードが速くなって水分の吸収が不十分になり下痢を起こします。 腹痛を伴うことが多いのが特徴です。
下痢とは何か?
下痢とは、泥状便や水様便といった液状の便を、ひんぱんに排出する状態です。 一般的には、食べたものが十分に消化されなかった場合や、食あたりをしたときなどに起こり、便の形状が変化するとともに便の回数も増えます。
お腹が痛くなるのはなぜ?
1つ目の内臓痛は、消化管が伸(の)びたり縮んだり、けいれんしたりしたときに、内臓の神経を通じて感じる痛みです。 2つ目の体性痛は、腹膜(ふくまく)や腸間膜(ちょうかんまく、小腸を包んで支えている膜)、横隔膜(おうかくまく)といった機関に通っている知覚神経が刺激(しげき)されて起きます。
どれくらいが下痢?
下痢とは、水のような液状の便が何回も出る状態です。 通常は1週間以内に治り、治療が必要ないことも多いです。 しかし、下痢が1か月以上続く場合は、お腹の病気以外の可能性も考えられます。
下痢の時に食べていいものは何ですか?
激しい下痢の時は、重湯、野菜スープ、くず湯、具のない薄いみそ汁などのやわらかく刺激の少ないものを少しずつ摂りましょう。 回復してきたらおかゆ、おじや、煮込みうどん、パン、じゃがいも、にんじんなどのやわらかく煮た野菜、煮魚、白身魚、とうふ、りんご、バナナなどでならしていきます。
下痢をほっておくとどうなるのですか?
下痢とは、便の中の水分が過剰になった状態です。 下痢が続くと脱水や栄養障害が起きたり、肛門の周りに痛みや炎症が起きたりして、心身ともに負担がかかります。 命に関わる状態になる場合もあるため、速やかに対処することが大切です。
下痢を治すにはどうしたらいいの?
下痢になると体内の水分が失われると同時に、体力を消耗しています。 症状が治まってきたら、体力の消耗を防ぎ、細胞の再生を促すために、 できるだけ早く 食事をすることが大切です。 おかゆ、よく煮込んだうどんなどのエネルギーとなる食品や、傷ついた粘膜を修復するために必要な、タンパク質が豊富な卵、豆腐、鶏のささ身などを食べましょう。 他にも、消化吸収の良いヨーグルトや、カリウムが豊富なりんごのすりおろしたもの、バナナもおすすめです。 反対に、下痢をしたときに 控えるべき 食品は、脂肪分の多い肉、うなぎ、揚げ物です。 また、腸内で発酵しやすいキャベツ、さつまいも、豆類も控えましょう。
下痢のメカニズムを知っていますか?
下痢のメカニズムがわかったところで、今度は下痢の原因について考えてみましょう。 下痢の原因は、以下のようなものがあります。 まず急性の下痢で考えられるのが 暴飲暴食による下痢 です。 食べ過ぎた食べ物が、腸で消化しきれずに下痢になってしまいます。 また、過度なアルコールが腸を刺激して下痢になることもあります。
暴飲暴食は下痢を引き起こしますか?
「暴飲暴食」によっても下痢は引き起こされます。 少量のアルコールは腸の働きを活発にしますが、 大量の飲酒 は、水分の摂り過ぎを招いたり、アルコールによって腸粘膜が荒らされたりするため、下痢を引き起こします。 水分の摂り過ぎ で下痢をするのは、便の水分が十分に吸収されないまま排出されるためで、大半は飲酒の翌朝に発症します。