狭心症は冠動脈の内腔が一時的に閉塞、狭窄するため、これを予防するために硝酸薬を用いる。 狭心症は一過性の心筋虚血で、虚血性心疾患の1つである。 心筋虚血が持続すると心筋梗塞となる。 狭心症治療薬には主に硝酸薬、β遮断薬、カルシウム拮抗薬がある。
抗狭心症薬として用いられるのはどれか?
代表的な狭心症治療薬にはニトログリセリンなどの硝酸薬、β遮断薬、カルシウム拮抗薬がある。 このうち舌下で与薬できるのはニトログリセリンである。 舌下錠は、舌下に挿入して口腔粘膜から吸収させる剤形である。
狭心症発作時に使用する薬はどれか?
ニトログリセリン、硝酸イソソルビドを狭心症発作時に使用する。 舌下、舌下スプレー、静脈内点滴といった速やかに効果が現れる方法で使用する。 ニトログリセリンは血管を拡張させる作用があるので、狭心症によって酸素供給が不足した心筋へ血流を送る冠状動脈を拡張する。
狭心症の薬は何?
薬物療法 安定狭心症の薬物治療は、虚血を予防あるいは軽減し、症状を最小限に抑えることを目的とします。 ベータ遮断薬、硝酸薬(ニトログリセリンおよび長時間作用型硝酸を含む)、カルシウム拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、抗血小板薬の5種類が用いられます。
狭心症の第一選択薬は?
□β遮断薬は、心拍数や心筋収縮を抑制することにより心筋酸素消費量を減少させて抗狭心症作用を発揮する薬剤で、労作性狭心症の第一選択薬です。