アフリカゾウはイヌの2倍もの嗅覚受容体遺伝子を持つ ゲノムの比較が明らかにした哺乳類の多様性 嗅覚は、多くの動物にとって、生存に必須の重要な感覚です。 11 авг. 2014 г.
象の嗅覚 犬の何倍?
ポイント アフリカゾウは、これまでに報告されたどの動物よりも多い、約2000個もの嗅覚受容体遺伝子を持つことを見出しました。 この数はイヌの2倍以上、ヒトの約5倍です。
なぜ犬の臭覚は優れているのか?
犬の嗅覚がすごい理由は? ●わずかなにおいを嗅ぎ分けるにおいは、鼻の中の嗅上皮(きゅうじょうひ)にある嗅細胞(きゅうさいぼう)によって感知されます。 犬はにおいを受け取る場所(嗅上皮)の面積が広く、細胞の数も多いため、人より敏感ににおいを嗅ぎ取ることができるのです。
嗅覚受容体 どこ?
われわれの 鼻の奥にある鼻腔の天井には、ひだ構造をし た嗅上皮があります。 そこには、約500万個 の嗅神経細胞がぎっしり並んでいます。 その 嗅神経細胞が一種類の嗅覚受容体を発現し、 自分のパートナーである基質、即ち匂い分子 が入ってくるのを待っている。
嗅細胞 何種類?
哺乳類は約1000種類もの匂い分子受容体の遺伝子を染色体DNA上に備えている。 嗅上皮に存在する数千万個の嗅細胞のそれぞれは、その1000種類のレパートリーから、たった1種類の匂い分子受容体を選択して発現する。