一般的には、右腕で測るほうが左腕よりわずかに高いことが多いといわれています。 これは主に心臓と血管の構造によるものです。 この左右の差にも注目してください。 差が10mmHg以下なら問題ありませんが、20mmHg以上の場合は要注意2)。
最高血圧と最低血圧の差 どれくらい?
最高血圧と最低血圧の差を脈圧(みゃくあつ)と呼びますが、脈圧は年齢とともに大きくなってゆきます。 最高血圧の程度にもよりますが、脈圧は65mmHgを一つの目安とすると良いと思います。
血圧 左右差 どれくらい?
一般的には右の上腕の血圧が左の上腕よりわずかに高いことが多いと言われています。 これは大動脈からの上肢へ行く血管( 鎖骨下動脈) が、左側より右側で早く分岐することによると説明されています。 しかし、上肢の収縮期血圧(上の血圧)の左右差が10~20mmHg以上は異常と考え原因精査が必要です。
血圧の変動 どのくらい?
血圧は1日の間でも変動します。 通常、睡眠中は低く、朝になると起床前からゆっくり上昇し、昼間の活動量が多い時間帯には高くなります。 夕方になって活動量が減ると血圧も低下し、睡眠中はさらに低くなります。 また、運動や食事、感情の変化の影響で変動することもあります。
血圧 何回も測ると 低くなる?
初回の測定値が高くても、2回、3回、4回…と回数を重ねるたびに低くなることがあるんです。 安心したいために低い値を出そうと何度も測る方もいますが、正確な数値ではないんです。 日本高血圧学会では、2回測定して、その平均値を用いることを推奨しています。