僧帽弁逆流症(僧帽弁閉鎖不全症とも呼ばれます)は、左心室が収縮するたびに僧帽弁で血液が逆向きに流れる(逆流)する病気です。 僧帽弁逆流症の最も一般的な原因は、僧帽弁組織の遺伝的な脆弱化(粘液腫様変性)および心臓発作です(ただし、レンサ球菌感染の治療およびリウマチ熱の予防のための抗菌薬の入手が困難な地域は除く)。
なぜ心臓に弁があるのか?
血液の流れを一方向に維持し、逆流を防止するために右心室と左心室の入り口と出口にはそれぞれ“弁”があります。
心臓弁膜症とはどういう症状?
心臓弁膜症の主症状は、息切れ、胸の圧迫感や痛み、疲労感、ふらつき、めまい、失神および運動困難などです。 一般的に、息切れや胸の痛み、めまいなどは65歳以上になるとよくみられるため、「年をとったせい」「たばこを長年吸っているから」などと考えがちですが、検査をしたら実は心臓弁膜症だったということは少なくありません。
心臓の動きのことを何と言う?
心臓が、ポンプのように収縮と拡張をくり返すことを拍動と呼びます。 安静にしていると、成人の心臓は1分間に50〜100回、一日あたり10万回 拍動します。 心臓は、拍動することで肺から送られてきた血液を全身へ循環させ、からだに必要な酸素や栄養素を運んだあと、二酸化炭素や老廃物を回収しています。
血液が逆流するとどうなる?
したがって、静脈の中の逆流防止弁が壊れて血液が逆流してしまうと、血液はどんどん足の下のほうに向かって流れて行ってしまい、特に膝から下の部分に溜まりやすくなってしまいます。
僧帽弁 二枚 なぜ?
そうぼう‐べん【僧帽弁】 心臓の左心房から左心室への間にある弁。 2枚からなり、血液の逆流を防ぐ。 二尖弁 にせんべん 。