椎体の圧迫骨折は、最初の1つがつぶれると、連鎖的に次の骨折が起こり、次々と骨折してしまうことが多くあります。 そうなる前に「最初の骨折を予防する」ことが何より大事です。
圧迫骨折 何回も?
圧迫骨折が再発したときの症状 また、複数箇所で圧迫骨折を繰り返せば、背骨が骨折のたびに圧迫変形を起こします。 その結果、徐々に背中が丸くなり、背が縮むなど見た目にも大きな変化が見られるようになります。 また、圧迫骨折をした際にはしばらく強い痛みが見られるものの、治療の経過とともに強い痛みは緩和します。
圧迫骨折 いつまで?
骨折は背骨の椎体の後ろの部分から治ってきます。 早い人でも受傷後2週から、多くの人では3~4週から骨が形成されてきます。 すると大概の人は楽になったといわれますが、背骨の前の部分が治るまで変形は進行しますので治療を継続することが大切です。 骨折が治ると体動時腰痛は完全に消失します。
圧迫骨折 いつのまにか?
「いつのまにか骨折」は、特に背中が痛くなった経験がないにもかかわらず、レントゲン検査をしてみると気付かないうちに背骨が折れていた(押しつぶされるように変形している)という状態です。 いつのまにか骨粗しょう症性脊椎圧迫骨折が起こっているのです。
圧迫骨折するとどうなる?
"ドミノ倒し"のように複数の場所に拡大してしまうと、背が縮む・背中が曲がるなどの症状があらわれます。 また、背筋が伸ばせなくなるため、バランスが悪くなり転倒しやすくなります。 そして、寝たきりにつながってしまうことも多いのです。 さらに、大腿骨を骨折した方の80%に、以前に背骨の骨折があったという報告があります。