圧迫骨折の可能性がある場合は、まずレントゲン検査にて確認します。 MRI検査では、腰や下肢の痛み・しびれを伴う場合やレントゲン検査にて圧迫骨折の所見はないが症状が悪化もしくは続く場合など、他に疾患の鑑別を否定するために行います。
圧迫骨折 どんな症状?
脊椎圧迫骨折の主な症状は、寝返りを打ったときや、起き上がったときに感じる背中の激しい痛み。 背中のほか、腰の部分に痛みが及ぶこともあります。 また、何年も前に起きた圧迫骨折であっても、しっかりと固まっておらずに体を動かすたびに上下の骨がズレて重い痛みを感じる場合もあります。
圧迫骨折 ほっとくとどうなる?
圧迫骨折を放置していると偽関節(ぎかんせつ)という状態になることがあり、神経障害を引き起こして手術が必要になることもあるので、早めに受診することが大切です。
圧迫骨折とはどういうのですか?
圧迫骨折は背骨がつぶれたように折れてしまうことです。 圧迫骨折の主な原因は骨粗しょう症です。 圧迫骨折を起こす人は、もともと骨粗しょう症があることが多く、骨の強度が低下し骨がもろくなっています。 そのため転んで尻餅をつくなど、背骨に衝撃が加わると圧迫骨折が起き、背骨がつぶれてしまうのです。
いつのまにか骨折について?
「いつの間にか骨折」とは、骨粗しょう症が原因で「いつの間にか」背中の骨が折れてしまっている状態のことです。 骨折と聞くと、何かきっかけがある場合を想像することが多いと思います。 たとえば転んでしまう、しりもちをついてしまう、などです。
脊椎圧迫骨折 何科?
骨粗鬆症がある方は、弱い力でも脊椎に骨折を生じている可能性があります。 腰の痛みが続く場合には整形外科を受診しましょう。
骨折したらどうなるか?
骨折の症状は、腫脹と皮下出血、疼痛と圧痛、変形と異常可動性、機能障害です。 骨の周りには神経や血管が豊富なことから、骨折すると強い痛みと腫れを生じます。 骨折部とその周囲からの出血が皮下に広がり、あざができたり、変色したりします。
圧迫骨折 どうする?
圧迫骨折の治療法としては、まずベッドの上で安静にしたり、コルセットやギブスを装着する保存療法があります。 これで治る場合も多いのですが、長期間ベッドで安静にしていると、高齢者の場合、著しい筋力低下や認知障害につながることがあり、この治療法がふさわしくないこともあり注意が必要です。
圧迫骨折 全治何ヶ月?
平均的な治療期間は約3ヶ月程度となっています(内部の神経損傷による痛み、運動障害がない場合)。