1.上顎骨・下顎骨の成長 特に、上あごの骨を上顎骨(ジョウガクコツ)、 下あごの骨を下顎骨(カガクコツ)と呼びます。 顔の成長は5才までに40~45%、10才ごろまでに80%、20才ごろまでに成長が完了します。
骨格の成長 いつまで?
この急激な骨の変化(身長の伸び)は骨端プレートと呼ばれる長骨(上腕骨や大腿骨のような棒状の骨)の両端にある薄い軟骨の層での骨細胞の分裂による成長によるものです。 この成長ゾーン(骨端プレート)も、個人差はありますが約16~18歳を過ぎる頃には閉じられていきます。
下顎の成長 いつまで?
男の子の場合、下顎は一般的に18歳ぐらいまで成長発育します。 それに対して、女の子は14歳位ぐらいまで成長発育します。 従って、成長発育途中の年齢で来院した小児に対する治療は成長発育を見ながら2回に分けて行う事になります。
歯並び 成長 いつまで?
歯は硬い骨の中に生えていますので、一見、じっとして動いているように見えませんが、ヒトの歯は生涯動き続けています。 硬い骨の中で乳歯が出来あがり、生後半年くらいには、乳児の歯が初めて生えてきます。 そして、大人の歯は六歳頃から生え始め、12~13歳頃には永久歯が生えそろいます。
上顎骨の成長 いつまで?
図を見ると、上顎の成長は、下顎より先に起こります。 しかも、上顎の成長のピークは5歳です。 そして、10歳にはほぼ完了してしまいます。