咽頭は上・中・下の3つの部位に分けられ、各部位にがんができるとそれぞれ上咽頭(じょういんとう)がん、中咽頭(ちゅういんとう)がん、下咽頭(かいんとう)がんという診断となります。 扁桃や舌根は中咽頭に含まれます。
咽頭癌ってどこが?
喉頭がんは、がんの発生する部位により、声帯より上方に発生する声門上がんと、声帯に発生する声門がん、声帯より下方に発生する声門下がんの3つに分類されます。 日本では、声門がんが最も多く60~65%を占め、次いで声門上がんが30~35%、声門下がんは稀で数%と言われています。
中咽頭癌 どこ?
Ⅱ 中咽頭癌 中咽頭は口を開いた時に見えるノドの突き当りです。 もう少し詳しく言いますと、上あご(口蓋)の後ろ半分の柔らかい部分(軟口蓋)、ノドの突き当たりの壁、口蓋扁桃、舌の付け根部分(舌根)が含まれます。 頻度は10万人あたり約1人と言われています。
咽頭癌ってどんな感じ?
咽頭がんの症状 喉の痛みや違和感からはじまり、出血や、息苦しさ、食べ物が飲み込みにくいなどの症状へと進行します。 がんが頸部リンパ節に転移すると、首にしこりが生じます。 発声部位により、耳閉感、難聴、鼻づまり、鼻血、扁桃腺の腫れ、声がれなどの症状を伴うこともあります。
のど 癌 何科?
脳より下方、鎖骨より上方の領域(顔面から頸部全体)を頭頸部と呼びます。 そこに生じるがんを頭頸部がんと総称し、一般的に耳鼻咽喉科が診療にあたります。