治療成績は一般的に5年全生存率であらわします。 上咽頭がんでは、早期がんであるⅠ期で90%、Ⅱ期からⅢ期で60~80%、Ⅳ期で40~50%の生存率です。 中咽頭がんの5年全生存率は、Ⅰ期:83%、Ⅱ期:79%、Ⅲ期:73%、Ⅳ期:69%です。
咽頭癌 何歳から?
男女比は3:1で男性に多く、年齢的には40~70歳代に多発していますが、10~30歳代にもみられます。
咽頭がん 何人?
咽頭がんの発症率は部位によって異なります。 国内で1年間に咽頭がんと診断される人の数は、上咽頭がんで約800人、中咽頭がんで約1,800人、下咽頭がんで約1,900人です。 日本人で頻度が高い胃がんの患者数が年間約135,000人であることと比べると、そこまでありふれたがんではないといえるでしょう。
咽頭癌とはどういう病気ですか?
咽頭がんとは 咽頭にできるがんで、できた部位により上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんに分けられます。 咽頭がんの発症要因は過度の飲酒、喫煙です。 さらに上咽頭がんについてはEBウイルスの感染、中咽頭がんについてはパピローマウイルス(HPV)の感染の関与が言われています。
咽頭癌ってどんな症状?
初期症状としては、飲み込むときの違和感、おさまらない咽頭痛、 吐血 とけつ (消化管からの出血)、口を大きく開けにくい、舌を動かしにくい、耳の痛み、口の奥・のど・首にできるしこり、声の変化などがあげられます。