鼻の後方から始まり、気管(喉笛)と食道(胃につながる管)の最上部分で終わる頸部内の中空の管。 咽頭は約13cm(約5インチ)の長さがあり、体格により異なる。 「pharynx(咽頭)」とも呼ばれる。
咽喉って何?
咽喉(いんこう)は、首の一部であり、頸椎の前方にある。 内部は咽頭と喉頭から構成され、口の奥、食道と気管の上にある。 咽喉の重要な特徴として、食道と気管を分け、食物が気管に入るのを防ぐ喉頭蓋がある。
喉はどこからどこまで?
咽頭は口腔、鼻腔と食道、喉頭をつなぐ管状臓器です。 咽頭は上咽頭、中咽頭、下咽頭に分けられます。 上咽頭は頭蓋底から硬口蓋と軟口蓋の移行部まで、中咽頭は硬口蓋と軟口蓋移行部から舌骨上縁(喉頭蓋谷底部)まで、下咽頭は舌骨上縁(喉頭蓋谷底部)から輪状軟骨下縁の高さまでの範囲に当たります。 喉頭は気管へ続く管状臓器です。
咽頭癌ってどんな症状?
初期症状としては、飲み込むときの違和感、おさまらない咽頭痛、 吐血 とけつ (消化管からの出血)、口を大きく開けにくい、舌を動かしにくい、耳の痛み、口の奥・のど・首にできるしこり、声の変化などがあげられます。
咽頭炎ってどんな病気?
細菌・ウイルスが咽頭で感染を起こし、急性の炎症を起こしている状態です。 喉の痛みや発熱、首のリンパ節の腫れなどの症状を伴います。
咽頭部ってどこ?
・咽頭:扁桃腺とその周りを指し、一般にノドと言われる部分で、空気の通り道であると同時に食べ物の通り道でもあります。 ・喉頭:ノドの下の方に位置し、声を出すための声帯という部分を含み、気管の入口にあたります。 ・気管から先は下気道と言われ肺に繋がっています。
中咽頭に属するものはどれか?
中咽頭:上方は軟口蓋の高さで、下方は舌骨大角の高さまでで、垂直にした喉頭蓋の先端の高さと同程度である。 前方は硬軟口蓋の境界部より口腔に通じ、後方は頚椎である。 また口蓋垂、口蓋扁桃、舌扁桃が存在する。
嘔頭 どこ?
咽頭いんとう 消化管の一部であるが、気道の一部にもなっている部分で、鼻腔(びくう)、口腔の後方にあって、まっすぐ下方は食道につながり、下前方は喉頭(こうとう)にも通じる。