咽頭とは鼻の奥から食道に至るまでの食物や空気の通り道です。 咽頭は上・中・下の3つの部位に分けられ、各部位にがんができるとそれぞれ上咽頭(じょういんとう)がん、中咽頭(ちゅういんとう)がん、下咽頭(かいんとう)がんという診断となります。 扁桃や舌根は中咽頭に含まれます。 22 февр. 2022 г.
咽頭癌 どこ?
I 上咽頭癌 上咽頭は、鼻腔(びくう)の奥で、口の方から見ると口蓋(上あご)の裏側になります。 上咽頭の上は脳を支えている頭蓋底になり、また左右両側には耳管があり、中耳とつながっています。 上咽頭癌の頻度は10万人あたり約1人と言われています。
咽頭癌ってどんな感じ?
咽頭がんの症状 喉の痛みや違和感からはじまり、出血や、息苦しさ、食べ物が飲み込みにくいなどの症状へと進行します。 がんが頸部リンパ節に転移すると、首にしこりが生じます。 発声部位により、耳閉感、難聴、鼻づまり、鼻血、扁桃腺の腫れ、声がれなどの症状を伴うこともあります。
下咽頭癌 どこ?
下咽頭癌とは 下咽頭は喉頭の後面にあり、食道の入り口に存在する部位です。 下咽頭癌は同部位に発生した癌で、発生部位(亜部位)により梨状陥凹癌(りじょうかんおう)、輪状後部癌(りんじょうこうぶ)、咽頭後壁癌(いんとうこうへき)に分けられます。
咽頭がん 何でわかる?
咽頭がんが疑われる場合は、触診や内視鏡などを用いた視診によってのどの状態を観察したうえでがんが疑われる場合には生検やCT、MRIなどの精密検査を行います。