口の中にある細菌が食べ物や唾液に付着し、それを誤嚥して吐き出せないで放っておくと、肺の中で炎症を起こしてしまい、誤嚥性肺炎に発展してしまいます。
誤嚥性肺炎何故?
誤嚥性肺炎は、嚥下機能障害のため唾液や食べ物、あるいは胃液などと一緒に細菌を気道に誤って吸引することにより発症します。 吐物を大量に吸引した場合には胃酸による化学性肺炎を起こすことがあり、メンデルソン症候群と呼ばれます。
加齢 誤嚥 なぜ?
加齢による摂食嚥下機能への影響 また喉頭(のどぼとけ)を吊り上げている筋肉の減少によって、喉頭の位置が下降し、嚥下時の喉頭挙上が不十分となり、食道の入り口を閉めている括約筋の機能低下も伴って、喉頭の閉鎖が不十分となり誤嚥しやすくなります。
誤嚥性肺炎 低栄養 なぜ?
低栄養は免疫力の低下につながり、誤嚥性肺炎を生じやすくなります。 そのため、栄養状態を改善して免疫力を向上させ、誤嚥性肺炎を生じにくくすることが大切です。
嚥下障害 とろみ なぜ?
水分にとろみをつける理由は、嚥下機能が低下した人にとって、液体は誤嚥しやすい性状をしているからです。 具体的には、液体に特有の「流れる(移動の)スピードが速い」、「まとまらずバラバラにひろがる」という性状がかなり嚥下しにくいものだからです。