養育費とは、子どもが健やかに成長するために必要な費用です。 養育費の支払い義務は、子どもと同居していない親(非監護権者)から子どもと同居している親(監護権者)に対して生じます。 この義務に基づいて子どもが経済的・社会的に自立するまで支払われるのが原則です。
養育費 なぜ必要?
裁判所の説明によると,「養育費」とは,「子どもが健やかに成長するために必要な費用」とされています。 簡単に言うと,「子どもの成長のための生活費」と言えるでしょう。 養育費を支払う義務は,親には子を扶養する義務があることから,発生します。
養育費は何に使う?
具体的には、食費、衣服費、教育費、保険、学費等がこれにあたります。 つまりは、養育費はこういった費用に使われることが前提となっています。 しかし、養育費を支払った側がその用途を具体的に知ることは不可能と言わざるを得ません。 法律上、親権者が養育費の用途について報告する義務もありません。
養育費は誰に払う?
離婚後、父母はその経済力に応じて養育費を分担しますが、通常、子どもを引き取って育てる親(監護親)に、引き取らない親(非監護親)が支払います。
養育費払わないとどうなるの?
親権がなくても養育費を支払うことは親の義務です。 したがって、もしも支払わなかった場合、親権者は裁判所に申し立てると、強制執行による財産の差し押さえが可能です。 差し押さえの対象となるのは、土地・家などの不動産や、家具・家電などの資産、現金などが挙げられます。