一日中痰がからみやすい状態で、しゃべるときは咳払いをしながらといった状態です。 のどの痛みや咳が出るといったことはありません。 原因は何でしょうか。
痰絡む ずっと 何科?
なかなか治らない患者さんは一度、のど・鼻を診る耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。 口の中からのどの奥、気管支まで粘膜の状態を詳しく診てもらい、また鼻もあわせてチェックを受け、しっかり治療してもらうとほとんどの方は良くなります。
痰はなんのために出るのか?
たんはなぜ出るのですか たんは気道から出る分泌物です。 健康な人でも常に少しずつ出ていますが、普段は気道表面から再吸収されたり、のどまで上がってから無意識に飲み込まれたりしているのであまり意識されません。のどの奥から肺までの空気の通り道の粘膜表面に強い刺激や炎症が長く続くと、たんが増えます。
いつまでも痰が絡む?
風邪やインフルエンザにかかった時も咳や痰が出ますが、2週間以上続くことはまずありません。 2週間以上続くときは、肺や気管支など呼吸器の病気にかかっている疑いが強いので、病院で検査を受けましょう。 2週間以上咳や痰が続く呼吸器の病気には、肺がんや肺結核のほか、喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などがあります。
痰が絡んだらどうする?
大根のおろし汁にハチミツを混ぜ、ゆっくり喉を潤しながら飲むと、痰のからみが少なくなります。 からだを温める生姜湯にハチミツを混ぜて飲むのも効果的。 パイナップルジュースには痰を切りやすくする酵素が含まれていますので、試してみたらいかがでしょう。 塩を入れたぬるま湯でうがいをするだけでも、楽になることがあります。
痰は吐き出しますか?
出てくる痰は吐き出します。 しっかりと休暇を取り、栄養のある食事をとりましょう。 また、痰や咳が出ている間は、嗜好品(たばこ、アルコールなど)は控えてください。 細菌 や ウイルス の感染によって、咳や痰、発熱などの症状が出ます。
痰が絡みやすくなりますか?
痰が絡みやすいときは、 水分を多く摂取 しましょう。 水分を多くとると、痰が出やすくなります。 痰を排出しやすくする去痰薬も市販されています。 薬剤師に相談し、使用上の注意を確認してから使ってください。 たばこ や アルコール は、気道の線毛細胞を破壊する働きがあります。 痰症状が出ているとき、出やすい人は、 禁煙・節酒 をしてください。 気道の粘膜上にある線毛細胞は、痰の排出を促す働きがあります。 たばこやアルコールの影響で、線毛細胞が破壊されるので注意してください。 痰が治らない原因は? 痰が長引く場合は、次の病気になっている可能性があります。 「急性気管支炎」 の多くは、 細菌やウイルスが感染 することで、痰が絡んだ咳が頻繁に出る病気です。
痰がらみの咳が出る可能性が高いですか?
いきなり痰がらみの咳が出るようになった場合は、 「気管支ぜんそく」 の可能性が高いです。
痰には様々な色がありますか?
痰には様々な色がありますが、 主に透明、白色、黄色、緑色、桃色、茶色、赤色などに分類でき 、透明や白色の痰はサラサラタイプやネバネバタイプに分かれ、例えば同じ病気の場合、初期症状はサラサラタイプで、病気が進行するとネバネバタイプになる場合もあります。 痰の中でも最も多いのがこちらのタイプで、 白色や黄色 の痰の場合、考えられる病気は 急性気管支炎 などになります。 気管支に侵入した微生物が原因となって、 気管支の粘膜が炎症を起こして 咳がでたりや痰が絡むようになり、この急性気管支炎は 風邪ウイルスやインフルエンザ と併発するケース多いのが特徴になっています。