飲み薬は、複数の咳止め成分が配合されているものがほとんどです。
咳止め薬に最も多く配合されている成分は何ですか?
咳止め薬に最も多く配合されている成分が 「去痰成分」 です。 去痰(きょたん)作用とは、 痰の切れを助ける作用 のことです。 上で説明のとおり、咳には「痰を出すことで気道粘膜に張り付いているウィルスや雑菌を排除する」という役割があるため、 痰がなかなか切れない場合にも、咳中枢は異常興奮を起こします 。 痰が絡む咳の場合、これが咳発作の直接的な原因となるので、咳止め薬には必ずと言って良いほど去痰成分が配合されているのです。
咳止め薬の購入前に知っておく必要がありますか?
咳止め薬の購入の前に、メリットだけではなく副作用や注意点なども知っておく必要があります。 市販の咳止め薬には、咳止め成分に加えて痰がからみにくくなる成分や、のどの炎症をおさえる成分などが配合されています。 そのため、症状に応じて上手に薬を選べば、1つの薬で咳にともなう諸症状をおさえることが可能です。
医学的に最も効く咳止めは何ですか?
「医学的に最も効く咳止め」とは? 医師が処方する薬剤から市販のかぜ薬まで、さまざまな咳止めがあります。 しかし、どれを飲んでもなかなか効果が出ないとヤキモキする方も多いでしょう。 果たして一番効果的な咳止めは何なのか、解説したいと思います。 ※この情報は2017年3月時点のものです。 一口に咳止めと言っても、その種類は星の数ほど存在します。 いや、さすがにそれは言い過ぎか。 市販されている咳止めのほとんどは、去痰薬や解熱鎮痛薬と一緒に配合されており、純粋な咳止めなんてまず売られていません。 しかし、私たち医師が処方する薬剤には咳止めに特化した薬剤がいくつもあります。
痰が絡む咳には去痰成分が含まれていますか?
痰が絡む咳の場合、これが咳発作の直接的な原因となるので、咳止め薬には必ずと言って良いほど去痰成分が配合されているのです。 効果の高い代表的な去痰成分としては、以下のようなものが挙げられます。