既存骨折として椎体骨折または大腿骨近位部骨折がある場合には、骨密度の結果を問わず骨粗鬆症と診断します。
骨粗鬆症 骨密度 どれくらい?
骨折の経験がなければ、腰や大腿骨のいずれかの骨密度が70%を下回った時点で骨粗鬆症という診断となります。 しかし、このような骨折を起こした場合、骨密度が80%を下回ると骨粗鬆症という診断に基準が厳しくなります。
骨粗鬆症の検査で何がわかる?
骨の量を調べる検査に骨密度測定があります。 この検査は骨の1cm2にどれだけカルシウムやリンなどのミネラル成分が含まれているか明らかにし、骨粗鬆症や骨折のリスクを判定することに用いられます。 骨密度測定は大きく2種類に分けられ、X線を用いる方法と、超音波を用いる方法があります。
骨粗鬆症 何パーセントから?
診断の決め手になるのは、骨量が若年成人(20~44歳)の平均値の何パーセントあるかで、基準の70パーセント未満の場合には骨粗しょう症と診断されます。 また、骨密度の値が70パーセント以上でも、骨がもろくなったときにおこる脆弱性(ぜいじゃくせい)骨折が認められた場合も骨粗しょう症と診断されます。
クッシング症候群 なぜ骨粗鬆症?
(2)○ クッシング症候群は、副腎皮質ホルモンを過剰分泌する疾患である。 副腎皮質ホルモンが長期間作用した骨芽細胞は活性が低下する。 また、骨芽細胞を介して破骨細胞が活性化され、骨収吸収が促進する。 よって、クッシング症候群では、骨粗鬆症が出現する。