月経過多とは、経血量が異常に多い状態をいいます。 学問的には、月経期の経血が140ml以上であれば「月経過多」と定義されていますが、これを厳密に計測するのは非常に困難です。 そのため、他に内科的原因がない場合は貧血の有無で判断し、貧血になっている場合に月経過多の可能性があると診断されます。
月経過多 なぜ?
月経過多の原因にはさまざまなものがありますが、主に器質的疾患*である子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜増殖症などの子宮の病気によって生じるといいます。 子宮筋腫や子宮腺筋症の場合、医療機関ではまず薬物療法が検討され、なかでも低用量ピルが処方されることが一般的です。
生理 多い日 何ミリ?
1周期の総出血量として、20-140ml が正常とされています。 20ml以下を過小月経、140ml以上を過多月経といいます。
子宮筋腫 月経過多 なぜ?
過多月経は、子宮筋腫の中でも粘膜下筋腫や筋層内筋腫によくみられる症状です。 子宮筋腫が子宮内に突出して内腔が変形するため、子宮内膜の表面積が増え、内膜の剥がれ落ちる量が増えるためだと考えられています。 粘膜下筋腫では、筋腫が小さなものでも、月経時の出血量が非常に多くなることがあります。
いつもより生理の量が多い レバー?
小さな血の塊が混じる程度なら、あまり心配することはありませんが、経血量が異常に多い、あるいはレバー状の大きな血の塊がたくさん混じるなどの症状がある場合は「過多月経」と診断されます。 貧血のチェックと、婦人科の診察を受けた方がよいでしょう。 過多月経の原因は、病気が原因の場合とそうでない場合があります。
生理過多 何科?
生理日の長さは個人差がありますが、いつもより3日以上長い・短い場合は婦人科を受診しましょう。 量が多い・少ないなど変化がある時も婦人科の受診をおすすめします。 通常3日〜7日程度で生理は終わります。 8日以上続く生理を「過長月経」と呼び、「子宮筋腫」など病気が原因で出血が長びいているかもしれません。