丈夫な骨を作るには運動による「重力の骨への刺激」が欠かせません。 . 運動などをして骨に重力の負荷をかけるとカルシウムを呼び寄せる電気エネルギーが骨に発生し、骨を作る細胞が働きやすい状態になってカルシウムの吸収を促すのです。 地球上に暮らしている生物は重力の影響を受けて生きていることになります。
運動すると骨はどうなる?
運動をすることで骨に適度な負荷(圧力)がかかると、骨をつくる細胞が活性化して、カルシウムが骨に沈着しやすくなります。 反対に、運動不足の状態が続くと、骨からカルシウムが溶け出しやすくなり、骨は弱くなってしまいます。
骨を強くするにはどうすればいいの?
骨を強くするには、適度な運動と、カルシウムとビタミンDの摂取が必要です。 また日光を浴びると、カルシウムの吸収率を高めるビタミンDが皮膚でつくられ骨を丈夫にします。 骨は強度を保つために、性ホルモンの働きによって常につくり替えられています。 しかし性ホルモンが減少する50歳前後、特に女性は閉経後、急激に骨量が低下。
骨粗鬆症に良い運動は何?
骨粗鬆症を予防するためには、カルシウムの摂取とビタミンDを体内で合成するために必要な日光浴に加えて、ウォーキングや筋力トレーニングなど、骨に刺激が加わる運動が推奨されます。 骨はその長軸に対して物理的な刺激が加わると、微量の電流が骨に伝わり強さが増すといわれています。
骨粗鬆症は改善しますか?
骨粗鬆症はさまざまな方法で改善でき、骨折しにくくすることができます。 カルシウムの多い食べ物を摂ったり、毎日こまめに体を動かしたりすることにより、骨量が増えることがわかっています。 また、骨粗鬆症を治療する内服薬や注射薬は、骨量を増やし、骨折しにくい骨をつくることが証明されています。