あな痔(痔ろう)になる主な原因は、肛門にある小さなくぼみ(肛門小窩)から細菌が入ってしまうことです。 特に、体調の悪い時や疲れて免疫力が低下した時にその細菌に感染して、うみがたまってしまいます。
痔ろう なぜなる?
肛門周囲に膿がたまる「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」が進み、慢性化すると痔ろうになります。 痔ろうの主な原因は、下痢などによって肛門の組織に細菌が入り込むこととされています。 歯状線には、「肛門陰窩(こうもんいんか)」と呼ばれる上向きのポケットがあり、粘液を出す「肛門腺」と呼ばれる腺があります。
痔ろう 誰でもなる?
痔瘻になりやすい人 痔瘻になりやすい部位 男女比は8対1で男性に多く、年齢を見ると、男性では20~40代、女性では30代に多く発生しています。 男女を通して、高齢者には少ないのも特徴の一つです。 これらのことから、痔瘻になりやすいのは青年期から中年期の男性といえます。
痔ろうって何?
「痔ろう」は、肛門内部の直腸と肛門周囲の皮膚の間に穴が開いてトンネルができてしまう状態のことで、別名「あな痔」とも言います。 初期の段階は肛門の周囲に膿がたまる「肛門周囲膿瘍」と言われますが、進行して慢性化すると痔ろうになります。 痔ろうは、いぼ痔や切れ痔と異なり、市販薬では治すことはできません。
痔瘻 手術しないとどうなる?
手術をしなければどうなりますか 当然のことですが、痔瘻の症状が続くことになります。 また、10年以上にわたって痔瘻による炎症が持続する方で、まれに「がん」が発生することが報告されています。